感じる心・表現できる力を育てたい
自然や季節の行事、制作・絵本読み、おにごっこ、いろいろな事を経験し、考え、友達と力を合わせて乗り越えていく中で、一人一人が育っていきます、描く・作る過程では、色々な材料・手法を使い、全身で絵の具や泥の感触を楽しみながら遊ぶ中で、本当の自分らしさを発揮します。最初は「ぼく」「車」等思いついたことを並べて描いていたものが、’芋掘りをしている私」等、経験したことを表現できるようになっていきます。年長組になると、さらに体の動きや素材の特徴を生かした絵が描けるようになっていきます。劇や製作も伸びやかに、自由に表現していきます。
教えられた通りに描いたり作ったりするのではなく、子ども達が自ら発見・感動・工夫したことを活かします
自分達で育てた大根。ちょっとちっちゃな大根も、子どもの感動は特大サイズ
フィンガーペイント、「ヌルヌルー」指先で感じたり、「ブクブク」して色・形が変わったり、初めての体験・感覚を大切に、自分なりの表現を試みます。
制作もたくさん。一人ひとりの個性が光ります
鬼のお面、ひな人形など季節に関連したもの、お店屋さんごっこの出し物や、自分の持ち物袋の針制作もやります。
年長では絞り染めのシャツつくりや布片で自画像を作り上げます。シャツ作りはゴムを固く結んで絞りをつくる、自画像は根気よく布片を貼る、と3年間で培った手先のコントロール力を生かします。
共同作業で
夏祭りのお神輿もみんなでテーマを考えて作ります。
発表会はみんなの力が最大に
毎年違ったテーマを年間保育の中で作っていきます。例えば合奏は、色々な楽器、違ったリズムをでみんなに合わせます。劇では、舞台を作ったり、台詞やフリを考えます。ただ発表の為ではなく、曲や物語のイメージをみんなで話し合い深め、時には衝突しながら練習に励む過程が最も大切だと考えます。
一年の成果は「おもいで」に
子供たちが描いた絵の中でこれはという作品を選りすぐり、その子だけの特別な「おもいで」の一冊にしてお渡しします。(こども達の成長のエピソードは手作りの文集として別に作成します)
色々なことに感動し、挑戦できる子どもの育てたい。
自然に触れる中で、色々な物を育てる中で命のすばらしさを感じる。自分で作った野菜や果物を食べることで、命の力強さおいしさを改めて知る。絵本を読む・聴くことで共感する心、創造力を育む。歌や踊りやお芝居に触れる。五感のすべてを使って感じたことを自分なりに取り込み、新しい表現にしていく。
絵本を読む
肝心なのは文字が書けるかどうかではなく、文字で表現したくなるような内面の育ちです。
帰りの前に先生が読み聞かせることもしばしば。 毎週木曜日は、絵本の部屋で絵本を借ります。お母さんお父さんに読んでもらいながら会話を交わすことで、想像の輪が広がります。単に字が読めることではなく、お話を心で感じ・受け止め、自分なりに何か表現出来るようになる事が大切です。(興味を持って覚えていくことは良いことですが、単に褒められるために読み書きすることや絵を描く時も字で書いて絵の表現力がおろそかにならないように注意が必要です)
幼稚園でも先生や時には絵本係のお母さん達が読み聞かせをしてくれます。未就園児への読み聞かせ、お母さんのための絵本読み等、みんなに親しんでもらう取り組みを行っています。
※絵本の部屋には3000冊弱の絵本がそろっています。未就園児の皆さんも借りることができます