おざさ幼稚園(小笹幼稚園)−子どもの自立を目指す保育<H29年度新園舎完成>

時々想うこと(園長から)

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未来に向けた方向性

来年度から幼稚園の教育要領と言って、文科省が今後10年間の教育の方向性をまとめ、動きだします。改めてこれからの方向性を考えて、いくつかの講演に参加したり、文献を読んだりしてみました。ある人が「『先の目標ではなく先の方向性』、囚われることなく変化を受け入れながらやることが重要」と行っていました。私たちは、今までと同じ方向性で、抽象的ですがこの手法しかない、とにかく新しい手法をではなく、こんな子ども達になって欲しい想いに向けて、充分に私たち自身が納得咀嚼した形で、保育の見直しを進めていくことが大切だと感じました。語学やIT、色々な臨界期を逃さない等、色々な教育法が言われています。話題の幼児教育への投資が生涯獲得賃金を考えると最も効果的であると話題になった本もあります。しかし実際に複数の著者や大学の先生達のお話を聞くと、提唱する教育方法やアプローチの仕方に囚われることではなく、その心・意味するところを理解する事が大切と感じました。皆が共通しているのは、予測不能の変化の時代に必要なのは、知識ベースの事ではなく(7才までに追いつくとの報告)非認知力と言われる力を伸ばすことが重要。(将来に向けてこの力は倍々に影響を与え、社会人になって必要なちからにつながっていく)。真摯に子ども達に向かい合い、保護者とのコミュニケーションを大切に(先生だからこその気づきやノウハウを保護者に伝えるためにも)リアルな体験をまず充実すること。ヴァーチャルなものは、幼児期においてはまだその補完でしかない事等、更に考えながらすすんで行きたいと思います。

感じること

左が芋掘りに行く前に描いた絵、右が芋掘りの後に描いた絵。短い時間で描いた絵達ですが、変化が感じられます。お芋の形がまん丸から長細く、蔓と芋が一本からいっぱいつながる芋に、ちゃんと土の中に芋が、一人からみんなで掘る姿に、土の中に虫がいたり。お芋の重さや蔓を引っ張る動きとか、’’全身で感じる’’ことでの変化があります。描きながら言った言葉にはもっとはっきりと。九大大学院お学生さんが研究の為に数ヶ月来ています。環境が心に与える影響を研究しているとか。実物・実体験でしか感じられないことをもっともっと沢山感じられる様にしていきたいですね。

 

運動会たのしかった

都合により例年より早めの運動会でした。日々の保育の中で少しづつ気分を盛り上げ、やり方を覚え、自分なりに練習をしていく運動会。子どもたちは本番の強さを見せてくれました。保護者の皆さんにも、練習の時のお手伝い、前日当日のお手伝い(沢山のお父さんの)とってもありがとうございます。保護者参加の種目もあり、家族みんなで楽しめる一日に出来たなら幸いです。

そして、転入や来年の新入にむけた季節です。おざさ幼稚園の良さは、来て、園児・先生・環境・保護者の雰囲気を感じてもらうのが一番です。保育に関わる学生達にも、こんな幼稚園があるんだと思ってほしい。いつでも歓迎です。

凜として

多くの園児と保護者の方々、小中高校生から大人になった卒園生と保護者の方、近隣の方など石松裕(ひろ)大園長に会いに来てくださいました。

おわかれの式では、棺は蓋が閉まらないほどの献花で溢れかえり、皆さんの言葉・歌と想いに送られ、大園長は旅立ちました。ご都合のつかなかった方の想いもしっかりと感じることができました。ありがとうございます。年少組の皆さんと接する機会がなかった大園長でしたが、その教えが脈々と生きているのが、小笹幼稚園(先生・保護者・園児みなを含めて)です。

戦中戦後の熱狂と混乱の中も、児童教育へのあつい想いを持ち続け、’親子が共に成長する幼稚園にしたい’と小笹幼稚園を立ち上げ、60年以上園長を勤め、常に好奇心旺盛に動き学び続け、出会った人たちに、やさしく、時には厳しく接しました。 「私は園長の娘」と想ってくださる

多くの方々、「子どもだけでなく私が沢山の事を教えていただいた」とお話しいただいた保護者の方をはじめ、凜とした生き方と慈しみある心で、慕われた大園長。皆さんからいただいたお言葉の端々に感じることが出来ました。  私たちの心の中に、なにかしら’良きもの’を残していった人でした。これからは、大園長から受け渡された’想い・行い’を、私たちそれぞれが大切に育て、家族や出会った人たちに、伝えることが出来るとすてきですね。

改めて皆さんのお心遣いに感謝します。ありがとうございます。これからも、職員一同、明るく楽しく、みんなが成長できる小笹幼稚園になるよう、努めていきます。保護者・卒園された方々・地域の方々をはじめ、多くの皆さんとともに、明るく、豊かで悔いのない生き方・暮らしができる事を願いつつ、お礼の言葉とさせていただきます。

2017.7.14

小笹幼稚園  園長  石松 純

 

家族参観を終え

父の日に行った家族参観には、沢山のお父さんやお母さんが参加して、親子で沢山あそびました。年少組はお家でも出来る親子遊び、年中は一緒に制作。年長はダイナミックに親子で遊ぶ。我が子だけでは無く、沢山の保護者が集まったからこそ出来ることの大切さも改めて感じました。数多くの大人が子どもの成長を見守ることの大切さ。あるドキュメンタリーの中での言葉が思い起こされました。。アフリカでは”子育てには村1つ要る”と言います。子供は創造性とエネルギーに溢れていて、母一人では手に負えません。だから父親も祖父母も近所の人も子育てに必要なのです。

入園式2017

桜も、まだ、咲いています。早くも新緑が目にしみる季節。入園おめでとうございます。お子さんにとって初めてと言ってもいい’社会生活’が始まります。保護者の皆さんにとっても、特に第一子の保護者の方にとっては、新しい生活のスタートです。開園61年目を迎える小笹幼稚園で、’いつの時代も変わらない大切なもの’と’これからの環境の変化に対し、先を見据えた取組’を保護者の皆さんとともに進めていきましょう。

さて、小笹幼稚園の奥の竹林では、今年はウラの年と言われ、ちょっと心配していましたが、竹の子が少し顔を出し始めています。みなさん、竹の個体一つはどこだと思いますか?竹の本体は、地下に広がった茎、地下茎と地上に何本も顔を出した竹で、ひとつ。いわば一人なんです。小笹幼稚園の竹林には、本当は何人の竹がいるのでしょうか。そして竹林は、僕らが活動する一つの社会に見立てることも出来ます。社会の色々な分野・場面で、一人一人が活躍できる力を、親が思わぬ領域で、いくつも発揮していきます。私たちの子育ては、子ども達が、自分が持つ可能性を自由に伸ばすことが出来るように、竹林に幅広く栄養を与えたり広く手を入れてあげることです。親の期待から、ここの場所からしか筍をはやさないように、他の場所をふさいだりここからだせといくら叫んでも、なかなか思う通りに行きませんし、下手をすれば子どもの会ったはずの可能性をつぶすことになるかもしれません。幼稚園時代はまだまだ、地面の下で、地下茎を張り巡らす時期です。色々な事を沢山経験させ、色々な事に興味を持ち挑戦し、失敗してもまた工夫して挑戦できる。自分一人ではなく回りのみんなと一緒にできる、そんな子ども達に育って言ってほしい。それがおざさようちえんが掲げる「こどもらしい自立を促す保育」です。育ち合い育て合いを進めていきましょう。

ちょっと立ち止まり、心優しく踏み出す 

 

恒例の発表会、レモンの収穫、味噌汁作り、お餅つき、クリスマス会。そして日々完成に向けて姿を変える新園舎の上棟式も終わりました。寒さに負けず外に駆け出し遊びに興じる日々と色々な経験とともに逞しさを増し、お友達との関わりも深くなってきた園児たちは、まだまだ、これから伸びやかに心豊かに育って行きます。保護者の皆さんには日頃のご支援にお礼を申し上げるとともに、これからも育て合いの気持ちを持ってよろしくお願いします。

足早になり勝ちな年の瀬ですが、ちょっと立ち止まって耳を澄ませてみましょう。木枯らしにカサカサと枯葉や木々が擦れる音、冬の光の決して強くはないけれど肌に当たると何かしらホッとする感じ、家の中でも、皆の息遣い、表情やしぐさ、言葉のわずかなニュアンスなどささやかな事柄を感じてみましょう。今ここにいる幸せ、優しく受け止め送り返すことができる幸せを感じてみましょう。

今年は夏目漱石没後100年でした。現代に通じる大変化の時代の作家が幾度となく語る「真面目」という言葉。「’まじまじ’と見つめる」のような生真面目さへの当て字ですが、古来中国ではこの漢字は「ありのままの本質的な自分」の意味だそうです。『真面目とは周囲にしっかりと相対して初めて自分が見えるようになること』。家族や日々出会う方々、見過ごし勝ちな自然のささやきに、しっかりと目と耳を向け、感じ、受け入れることができる自分であることが大切に思えます。新たな年を迎えるにあたり、自然に「あいさつやありがとうの言葉を笑顔で大きな声で親子揃ってできる」(見返りや世間体のためではありませんよね)そんな一年にしたいですね。 酉年の2017年は『ひよこ』マークの小笹幼稚園の年です。ご家族で、親戚や友達との楽しい冬休みを!

<夏がやってくる>

夏の思い出

梅雨から夏に向け、セミが鳴き、胡瓜やトマトが育ち、朝顔が綺麗な花を咲かせます。夏祭りやキャンプなどの行事もなんとか天候に恵まれ、楽しく過ごすことができました。保護者の皆様のご協力とお心遣いに感謝いたします。いよいよ夏休み。園の先生やともだちと過ごした日々から、ご家庭で過ごす生活に戻る一ヶ月。どんな夏休みにしたいですか?

 冒頭のイラストの題は「記憶の夏」。そこから思い浮かぶ‘自然や暮らし、そこで子ども達の姿と育ち’は丸ごとそのままでは、今ではないかもしれませんが、身近な自然や暮らしの中にも、姿を変えながらも素敵な経験や冒険がたくさん隠れていそうです。ひと夏で子ども達は大きく成長します。いつもと同じ時間に起きる・お手伝いすることを決めるなど良い生活習慣を身につける・続けることをまず大切に。そして、「毎日外に一緒に出る」「セミがどこで鳴いているか見つける」「夏の食べ物を味わう」なんでも構いません、わずかな時間でも大切にし、一緒に話し、働きかけ、一緒に楽しみましょう。そして、たまにはお友だちと遊んだり、いつもと違う人との出会いも大切に。それが『遊びや生活の中で、美しさを感じたり、不思議さに気づいたり、できるようになったことを活かしながら、考え、試し、工夫し、協力し、表現することができる子どもたち』への育ちにつながっていくはずです。

 今学期で、たんぽぽの教室にお別れです。記念のメッセージを園舎に残したりと保護者の方とともにお別れを惜しみました。

心豊かな夏休みをお過ごしください。

<増改築に取り組む>

ワインレッド・ベージュ・濃茶 (2)教室1,2内観南西から見る開 (1) いつまでも続く小笹幼稚園でありたいと、29年度春に向け園舎の増改築を進めます。築60年の本園舎の持つ雰囲気を大切に、お化粧直しと奥の園舎を建て増し建て替えを行います。もちろん大切なのは、園児と保護者と先生たちで作り上げた’小笹幼稚園’の保育・暮らし方です。

心がけたこと====「自然を大切にした保育」ができること(周囲との調和が大切です)、「床はやっぱり無垢がいい」「クラスに閉じこもることがないように」する(隣のクラスとつなげて広く使うこともできます。)「絵本をより身近に」(別館の絵本の部屋から、絵本を移設します。絵本の部屋に入って借りることを毎週子供達は楽しみにして今たが、行き帰りがちょっと心配でもありました。より身近にいろいろな絵本に触れ合えるように。 「蛇口もあえて昔ながらに」=家庭では見かけなくなった’回す蛇口’の経験も必要(水遊びはその分盛大に盛り上がります)「建物も綺麗な方がいいけどやっぱり先生と保育内容が一番」(過去の保育も振り返りながら、一方で最新の情報も見据えて、当たり前に良い保育を考えます)

<絵本を大切にすること>

東京に行ってすこし街を歩いていると、絵本の古本屋さんがありました。若い男性の店主だけれど、選んだ心意気が感じる店内です。うちの子たちも、「あ!これ読んだ」と楽しそうでした。絵本で大切なこと、五感で感じること。ある人が「子どもは字を覚えたらすぐわかる、絵本の絵をより先に字を追うようになる」とコメントしていました。その通り。さて、別のNPOで絵本よみの活動をやられている方の講演録からすこし。親しまれ読み継がれた絵本には大切なものがたくさん詰まっています。一見の派手さに惹かれることなく、いいものを選び、絵本を読むこと読み聞かせすることの大切さを今一度考えたいですね。

imagesこれは「ちびゴリラのちびちび」の一場面。「おたんじょうび おめでとう ちびちびくん!」の言葉だけ。絵を見るとみんながいい顔をしてお祝いしてくれている仲間たち、5歳の誕生日だということがわかります。ちゃんと絵を味わうといっぱい気づくことが。

4-8340-0039-7ももたろうの絵本はたくさんありますが、これは福音館のもの。「うみをこえ、ゆくがゆくがゆと」との言葉だけ、荒れた海、遠くに見える鬼ヶ島、ももたろうの表情からちょっとした不安と勇気が・・・。なぜ、鬼を退治に行くのかをちゃんと描き、「たからものはいらん。おひめさまをかえせ。」となり、他人のたからを奪った鬼から、また、奪うのではない、おはなしになっています。こんな絵本が安心して読むことができる絵本なのでしょう。

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<実りの秋>母の会たより11月

 

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銀杏や紅葉が次第に色づき始めました。やっと本格的な秋を迎えようとしています。2学期は、幼稚園のたくさん行事が続き、子ども達にとって実りが多い秋になりました。

校区運動会では、周年記念の‘赤いひよこTシャツ’の元気な姿が小学校校庭に映えました。運動会は風が強かったけれど子どもも保護者も勝ち負けにちゃんとこだわって頑張りました。年長組は竹馬・縄跳びと自分へ挑戦し、記録が伸びることの喜びに目を輝かせ、友達の練習を助け応援し大会を迎えました。芋掘りは出来が心配されましたが豊作で、季節外れの暖かさで磯遊びが海水浴になった子もいました。そして、バザー・60周年記念イベントでの式典・観劇と続き、とても楽しく終えることができました。これらすべてに保護者の皆さんのご協力と母の会役員を中心とした頑張りがあってはじめて、子ども達が得難い経験をすることができたと思います。

行事の当日だけではなく、それまでの過程で、体を使って頑張る、想像を広げていく、友達を思いやる・応援する、勝つ喜び、負ける・できない悔しさ、自然の豊かさを感じ、劇団のプロの力に素直に笑い驚く。この秋の経験の中で、子どもたちの体と心には、様々な実りがあったと思います。これからも発表会、餅つき、クリスマス、マラソン大会、そしてもちろん日々の四季の変化、友達との遊びの中でより逞しく育っていく姿を見守り励ましていってください。まだまだこれからの成長子育ての中で黄金期と言われるこの時期、子どもたちと共に素晴らしい秋と年末の行事を楽しんでください。

・・・最近読んだ本で気になった言葉より・・・・

「物たりなさがページをめくる原動力になる」  〜絵本作家の荒井良二さんの言葉から〜

子ども達にワクワクして読み進んでもらいように心がけていることは、そのページだけで満足して仕舞はないよう描く。また、ページにはちょっと関係ないことも描き込むそうです。子どもは単にストーリーを追っているのではなく、ページ全体を感じ楽しんでいるから。

 

<どんなことも大切>母の会たより6月

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真夏日のような暑い日もあり、紫陽花が早くも咲き始めました。子どもたちは、園庭のサクランボを食べたり梅をちぎり、野菜を植え泥遊びし、ダンゴムシに熱中し、絵や制作をしたりと大忙しです。油山やモーモーランドにも行き、季節・自然を感じ、一人一人が発見・挑戦をしています。新入・転入園児も少しずつ自分らしさを見せはじめました。母の会総会が終わり、子どもたちだけでなく母親・父親にとっても入園・新年度のスタートしました。

さて、新緑が目にしみ心地良い季節です。植物は生きて成長するために光合成するのですが、苦手の緑色の光も上手に使って葉っぱ全体で効率良く光合成しているのだそうです。自然は与えられたものを無駄なく役立てられるように進化し、生き抜いてきたことに感嘆します。

人間も同様に自然や集団の中で可能な限り色々な経験をし、学ぶことで生きる力をつけてきました。幼児期は未来に向けた可能性の土台を作る大切な時期なのですが、成長発達に必要な経験・素材に触れる機会が失われつつあります。たとえば泥遊び。泥の感触を感じ、お団子づくりや泥化粧、お店やさんごっこをし遊ぶ中で思いっきり自分を解放し創造性を発揮することができます。また、幼児期に必要な36の基本動作と言われる体の動きも鬼ごっこや運動遊び、昔遊びの中でバランスよく動き徐々にできるようになっていきます。育て収穫した野菜や果物や給食で新しい味や食感匂いなどを感じること。これらのちょっとしたこと、でもなかなか経験できないことをたくさん積み上げていくこと、色々な性格の子どもたちが集まり、ワイワイし、時には喧嘩もし協力して経験していくことがとても大切だと思います。

先日の同窓会では小学1年から6年生が集まりゲーム等楽しみました。成長した子どもたちが、小笹幼稚園の思い出や友達や先生に会うために集まってくれていることを嬉しく感じました。

これから、各学年とも夏祭りや発表会等につながる一年を通したテーマを見つけ拡げながら、日々沢山のことを経験し、自分の友達と一緒に挑戦していきます。爽やかなこの季節に、ご家庭でも色々な経験をし、お話をしていきましょう。子どもたちの成長をともに見守り支え、この時を皆で楽しんでいきましょう。

<〜創造的な想像力を育む〜50の文字を覚えるよりも、100の何だろう?を育てたい>

R0017440お茶の水大学の元副学長だった、内田伸子先生のある講義テキストのタイトルです

1 自分から本当にやろうとしないと自分の力にはならない。

2 自分で関心を持てば、あっという間に習得してしまう。

3 文字は子どもの関心の網目に引っかかってくるに過ぎない。肝心なのは文字が書けるかどうかではなく、文字で表現したくなるような内面の育ちである。

その年齢でしか経験できないことがいっぱいあります。そして、それから自分で何かを考え、想像し、やってみることの大切さを教えているのだと思います。

 
 
<みんな大きくなりました>(母の会だより3月)

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梅の花が咲き、メジロが毎日蜜を吸いに来ています。寒暖の差が激しい毎日ですが、こども達は、ちょっとした時間も元気に外に駆け出し遊んでいます。節分では鬼に驚き逃げ惑いながらも豆を投げるこども達、マラソン大会では僅差でゴールに飛び込む子やちょっと転んだ子も最後まで頑張る姿が印象的でした。たんぽぽ組は、自画像作りでは粘り強く、布を丁寧に切って貼り付けて完成することができました。外で遊ぶ姿は一層力強く、卒園式の練習では幼稚園の思い出を皆で語り歌う姿がエネルギーに満ち溢れています。年少組はいつの間にかお返事やお片づけが上手になってきました。小さなお友達と接すると、ちょっとお兄さんお姉さんになります。年中組も本物の針を使ったボール袋も上手に縫うことができ、絵もみんなで上手に描くようになりました。どの子も素敵な笑顔を見せ、体も心も一回り逞しくなってきました。年中組も年少組も、4月に新しいクラスに進み、小さなこども達を迎えるようになると、一気にまた違った姿を見せてくれるでしょう。

先日、北欧の幼児教育に関わる話を現地の大学教授から聴く機会がありました。まず、‘遊ぶ’こと、そして、‘体を動かす’‘学ぶ’‘行動(探求)する’‘アート(創造)する’ことの全てが、こどもにとって大切な事だと話されました。出来るだけ色々な体験と挑戦を、自分とそして仲間とできる環境を作ってあげること、そして『こどもに結果を求める』のではなく『挑戦のプロセス・内容』で認めてしてあげたいですね。そして、何より大切なポイントは『こどものため』ではなくあえて『こどもの立場』から考えてみることだと思います。どんな事にも通じるこの視点は、簡単そうで意外に難しいものです。できた時にはいつもとと違う世界が見えるかもしれません。こどもだけにしか感じられない思いつかないこと、こどもが立ち向かおうしていることはなんでしょうか?どんな手助けができるでしょか?

母の会総会で一年を振り返り、皆さんのこども達へのあたたかい想いが伝わってきました。役員の皆さんや保護者の方々のご協力に感謝です。区切りのこの時期、こども達の成長、お友達との関わり、お母さん同士の関わりなどこの一年間を思い返して下さい。こども達といっぱい遊び、お話をして下さい。そして、もっと明るく元気で心も体も逞しく生きる知恵もたくさん詰まったこども達になっていくよう、皆で育てあっていきましょう。

 
<なるほどと思った本紹介>

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『子どもの「遊び」は魔法の授業』〜「アインシュタインはフラッシュカードなんか使わなかった」〜

私たちは、こどものために良かれと思って、どう育てようか悩みます。たくさんの本や教材がこれが効くと叫んでいます。それはまるで健康法・健康食品のようです。よく偏った健康法は体に害があるが、次々に新しいい方法を試すので、結果バランスをあまり崩さず害が少ないなどと言われます。教育に関してもいろいろな新説が出ても十分な検証がなかったり、業者は都合のいい部分だけを引用してあたかも効果が高いように伝えられたりしているように感じます。5年10年後に力をこどもたちが輝くにはどうすればいいか。アメリカの教育学者達が最新の研究をもとに、喧伝されていることを検証したり、本当に必要なことを語っています。そこで述べられたのは、いわゆる早期教育に頼るのではなく「遊び」のなかで、そして、たとえ限られた時間でも、親子の関わり(子どもとの会話、仕草への対応等)を大切にすること。当たり前に代々私達がやってきたことを、今にあわせてやること。人類が進化する中で培ってきた能力(生きる基礎となる力を必要なタイミングで必要な分だけ獲得できるように脳も体も進化してきました)を促すことが一番。これが生き抜く力のベースだから。やるべきことは、親や周りがこどもと話しかけたりやり取りすること・・・。

<内容抜粋>

*幼い脳に詰め込み教育をすると、脳への大量の情報の氾濫が起こり、かえって脳の適切なシナプスの接続ができず、健全な発達を妨げる可能性がある。

*’早期教育を重視する園’と’社会性を身につけることを重視する園’に通った子供を比べた結果、5歳のときには前者のほうが数とアルファベットを知っていたが、小学校に入るとその差が消え、早期教育を受けた子が小学校で特に「頭が良い」と見做されることはなく、かえって創造性と学習意欲が低いということがわかった。

*子供の体験やニーズではなくテストの結果重視の詰め込み教育に焦点を当てると、学習が苦痛な仕事になり、失敗の不安に脅かされるようになる。自然な学習は、子供の好奇心や探索から生じるものであり、それは楽しい体験である。

*赤ん坊の苛立つような繰り返しの行動(例えば、何度もスプーンを床に落とす)は、体験を通じて法則を発見しているのである。つまり子供時代の遊びは大切な学習なのである。

*幼児期、学童期で最も重要なのは遊びであり、学問という仕事ではない。子供は遊びを通じて学ぶように生まれついているのである。



「3月の声」

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3月に入ったのに、今朝は雪が舞う寒い一日です。しかし、日差しはもう春、年長組は卒園に向けて最後の一週間を楽しんでいます。今日は元気に近くの植物園にお散歩でした。

静岡で「TEDX静岡」が開催されました。アメリカから始まった、いろいろな人のアイディア・意見などをネットを活用し皆でシェア(共有)しようという取り組みで、NHKでも幾つか放映されたのをご覧になった方がいるかもしれません。その中で、若い保育士がプレゼンテイションを行い、皆がこどもに関わるための視点として4つのことをあげていました。1)大人こどもだからときめつけない。2)頭ごなしに否定しない。3)まず共感すること(そうすると、こどもはさらに思わぬことを発信してくれる)。4)価値観を押し付けない(危険がない限り見守ってあげる)。 です。

幼児教育では「遊び」の言葉にとっても大切な価値・考え方を持っています。大人が、4つの視点でこどもと接し、ともに活動していると、その中で、こどもたちがお互いにつながりあい、世界を’探求’(この言葉の大切な言葉です)していく姿を発見し、違った視点で、こどもに関わることができるかもしれません。

 

「素敵な一年、そして、あたらしい年」(母の会だより 12月)

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12月に入り、銀杏の葉も散り、冬らしくなってきました。子ども達は寒い寒いと言いながらも、相変わらず元気良く園庭を駆け回っています。発表会では、年少組は大きなお芋でたくさん楽しみ、本番も元気に声を出し初舞台に上がることができました。年中組は自分で作ったトラの被り物で、ガオーッと叫ぶことから始まり、お話の中の自分の役を理解し演じることができました。年長組は、劇ではみんなでお話のイメージを膨らませ一人一人が自信に満ちた演技をし、合奏では、難しいリズムやパートに分かれた演奏を力強く演奏・歌うことができました。お餅つきは好天に恵まれ、杵でつく、丸める、ついでに顔をお化粧するなど楽しむことができました。どちらの行事も役員をはじめ多数のお母さんお父さんに事前準備から、また飛び入りでお手伝いいただきありがとうございます。そして、たくさんのご家族が観に来ていただくことで一層楽しくできました。

先日、「魔女の宅急便」の角野栄子さんのお話を聴く機会がありました。角野さんは、小さい頃、海の波打ち際で波が消える瞬間の様子や’しゅわしゅわ’した音が大好きだったそうです。でもせっかく作った砂のお城が波に流されてしまうのがいつも悲しかったのですが、ある時お父さんから‘あの音は海の向こうの遠い国から運ばれてきた言葉だよ、そして砂の城は波に運ばれて行って遠い国の浜辺で砂のお城になるんだよ’と言われたことを覚えているとお話しいただきました。

年末年始は、子ども達は色々な行事や昔遊びを経験したり、なかなか会えない親戚の方など沢山の人と会い、家族で過ごす時間もたくさんあります。この機会にちょっとしたことでもいいですから新しい事をいっぱい経験させましょう。そして皆さんは、子どもにしかできない発想・行動を見つけ、一緒に驚いたり感激したりしてください。角野さんのような素敵なお話をと気張る必要はありませんが、たくさんお話をしてあげてください。‘やっちゃダメ・◯◯しなさい’と言わざるを得ないことも多々ありますが、それだけで終わりたくないもの。年の変わり目に、子ども達に伝えたいことはなにか、改めてちょっと考えて、私たちなりの言葉や行いで伝えていきましょう。

「秋がやってきます」(母の会だより10月)

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秋は実りと変化の季節。木の実や葉っぱを拾ったり、日の光や風が変わり、虫の音を感じる・・・・昨年‘紅葉の葉っぱは裏から太陽に透かしてみた方がきれいだよ‘と言った子どもの発見・感動みたいなものが豊かなこの季節に、いっぱい感じ表現できるようにしたいですね。 運動会が終わり、子ども達は友達との関わりを深く広く持つようになり、体つきも逞しくなって来ました。運動会で日頃の練習以上に頑張る姿を見せてくれた子ども達、その後も誇らしげに大人の丈ほどの竹馬に乗ったり、園庭いっぱいに縄跳び列車ゴッコを年中さんが年少さんも交えてやったり、段ボールと新聞紙で教室いっぱいに遊んだりしています。秋だからこそできる季節をいっぱいに楽しむことや、マラソンや縄跳び大会、まだ先の発表会を意識した保育を始めています。

最近読んだ本に、イタリアのピサの斜塔は建設時から基礎=土台が悪く傾き始め、塔の設計を修正しながら建てても傾き続けたことを喩えに、‘乳幼児期の人生の基礎=土台作りの大切さ’を語った本がありました。しっかりした基礎=土台づくりは、『仲間と一緒に楽しく遊べること、一人で遊ぶよりは仲間と遊んだ方が何倍も楽しいという習慣、感情・感性・能力を身につけること』が大切であり、遊びの中で他の子どもとの関わりの中で多くの事を学ぶものだと言っています。

そして、ご家族の方が出来る事は、‘子どもは仲間と育ち合う’という事を理解して、構い過ぎず・詰め込み過ぎないで、子ども自身の学ぶ力を信じる事です。勿論私たちも一人で悩んだり、情報に頼り過ぎずに、周りの人たちとコミュニケーションを大切にすることは同様です。

でも子どもが小さな社会生活を始める為には、やはりちょっとした手助けが必要です。最低限の自分の事を自分でやる、明るく挨拶できる、人のいやがる事をしない・人がいやがる事は何かと感じる事が出来る、困った人をすぐ助けられる・・・。根気良く繰り返し、励まして身に付いていくようにして行きたいものです。私たちも一緒に何から取り組むか考えていきましょう。片づけはすぐやる?ためらわず先に挨拶する?・・・

 

「夏がやってきます」(母の会だより7月)  

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小笹幼稚園ではそろそろ紫陽花が終わり、子ども達が蝉の抜け殻を見つけるようになってきました。夏祭り・縁日も終わり、これからプール水遊び・年長はキャンプを迎えます。春に入園・進級した子ども達は、身の回りの事が段々できるようになり、お友達を作り遊んだり、色々なことを話し合って決めることができるようになってきました。また、登り棒や縄跳び・竹馬、お絵描き・歌が少し上手になったりと一歩一歩成長しています。

いよいよ夏休みです。今年は子ども達とどのように過ごしますか? 幼稚園の集団生活を離れて、ご家族との触れ合いの度合いが高くなります。毎日の暮らしの中で、すぐ手助けをしたり話したいことを先取りしてしまったり、甘やかし過ぎないように気をつけましょう。‘何でもやってみようから何でもやってもらえる・やりたくない‘にならないようにしたいものです。

この夏お子さんの育ちにじっくり付き合ってみませんか?単に何かができる・できないという結果だけではなく、悩み挑戦し、成功・失敗するプロセスにもっと目を向け、話しかけてください。「こんなこと考えているんだ」「だから・・・なんだ」「こんながんばりをしているんだ」、いつも何気なくやり過ごしていることを少し深く肯定的に見つめると、自分なりに試行錯誤し挑戦し続ける姿、年齢相応の自立に向かって進む子どもの姿が見えてくるはずです。夏休みの間に背も伸び、新しい経験で変わるものです。一緒にちょっとした新しい挑戦を始めてみてください。

<ご家族への夏休みの宿題みたいなもの>

①    子どもが考えたことを言葉で説明できるか、落ち着いて聞いてみましょう。

②    自分で感じたことを絵で表現できるようになって来ています。自由帳だけでなく大小様々な紙、包装紙の裏でも気軽に描く気になった時に、お喋りしながら描ける環境も作っておきましょう。

③    喜んでお手伝いができるよう話しかけてください。幼稚園では雑巾がけもやっています。(年中・年長)

④    親類の人に会ったり、夏祭り・花火、食べるものを作る等、今までと違った経験もさせてください。新しいことには興味を持ち、少しづつ上手にやれるようになってゆくものです。

 

「子供たちとともに」(母の会だより6月)

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夏を感じさせる日射しに、緑が輝き花が咲き、鳥や虫達も活発に動いてます。子ども達は、お友達と野菜の種・苗を植え、外で遊び絵を描き、絵本借りと新しい体験・冒険を始めました。年長組は、待望の絞り染めのシャツができあがり、盛り上がりを見せています。年少組は、集団で動くことができるようになるとともに、自分らしさが出せるようになって来ました。年中組は、もも組さんのお世話をしたり、登り棒に挑戦したりとたくましくなってきました。母の会や絵本の会をはじめ保護者の皆さんも、お手伝いや送り迎え、行事、茶話会等を通じ、共に育て合う大きな輪が広がる予感です。

6月は「食育月間」とのです。給食の時は子供達と一緒に食べるのですが、お箸の使い方、姿勢が良くない子や好き嫌いの多い子が見受けられます。’食’は単にバランスのいい栄養摂取だけではく、良く噛むことや箸使いが体や脳の為にもなり、そして、味や匂いだけでなく口触り・噛む音など五感で感じ、お友達と楽しい時間を過ごす大切なものです。

旬のものは栄養豊かでおいしものです。野菜が苦手な子も、園で自分達が育て収穫した野菜なら食べることができたり、真っ赤なグミも酸味とえぐ味があるにも関わらずおいしそうに食べることができます。

ご家庭でも、酸味・苦味・辛味・青臭い食べ物、変わった食感・形の食べ物に出会うちょっとしたきっかけづくり・工夫をしたり、楽しい会話の出来る食事の時間を持ち、‘食’を豊かにしていきましょう。

6月から、衣替えです。屋内は裸足で過ごし、足裏で感じ、足指で踏ん張ります。外遊びは、PM2.5や紫外線等の注意が必要なこともありますが、子供達が一層活発になって、新しい事に挑戦していく姿を皆さんとともに暖かく見守り、支えていきましょう。

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